得度式
| 日記
本日金倉寺において得度式が行われました。
得度式とは、僧侶となるために行われる儀式で、得度式を経て正式に僧侶になります。
本日は2名の新しい僧侶が誕生しました。
お2人ともお寺の方ではなく一般の方で、これまでは信者さんとして、お寺の手伝いなどをしてくださっていました。
私もそもそもは、一般の家庭で生まれ育ち、お寺や僧侶とはほとんど縁がありませんでしたが、6年ほど前に得度を受けて僧侶となりました。
しかし、私の場合は金倉寺を受け継ぐための得度であり、適切ではないかも知れませんが会社の「入社式」感覚でした(^^;)
一方で、今回得度をされたお2人は、この後どこかのお寺の後継者になるというのではありません。
信者さんというのはお寺や神仏を信仰する方々ですが、僧侶というのは信者さんを導いていかなければなりません。
あるいは私たちが祈る姿、真摯に仏さまに向かい合う姿勢を見せ、人々に信仰心を芽生えさせることも必要とされます。
つまり、僧侶というのは信者さんの延長にあるわけではなく、全く別次元のものともいえます。
それでも、あえて僧侶となる道を選ばれたお2人は、本当に立派だなと思います。
普段は一般の仕事などをしながら、休日などに僧侶としての修行、活動を行うわけですから、寺在住の私たちより大変な道です。
新しいスタートをされたお2人を、今後ともしっかりサポートしていければと思います。