「おてらおやつクラブ」のご紹介

最近メディアでもよく取り上げられています「相対的貧困」。
これは世帯人数を加味した世帯収入が中央値の半分未満の世帯をいいますが、日本では6人に1人が相対的貧困にあるといわれています。
さらにひとり親家庭の貧困率は高く、半数以上の家庭が相対的貧困に陥っているそうです。

このような子どもの貧困に対し、奈良県の浄土宗の寺院さまが出した答えが「おてらおやつクラブ」です。

おてらおやつクラブ
http://otera-oyatsu.club/

「おてらおやつクラブ」とは、寺院の仏さまに上がった御供えを地域のひとり親を支援する団体さまを通じて、経済的に困難な家庭におすそわけする活動です。
ひとり親家庭は経済的な支援にくわえ、地域社会が見守ってくれるという安心感も得ることができ、また支援団体を通じて地域社会との関わりももつことができるようになります。
またお寺が声を上げることで、まずは身近にあるはずの貧困問題を皆さんに知っていただき、地域で考えるきっかけになります。

金倉寺でも以前より子どもの貧困問題について何か協力できることはないか、考えていました。
そんな折、高松市の浄土宗寺院 浄願寺 上野忠昭さまより「おてらおやつクラブ」について教えていただき、霧が晴れる思いでした。


「円珍・乃木まつり」御供の一部

このたび、先日の「円珍・乃木まつり」でいただきました御供の一部を初めて支援団体さまに送付させていただきました。
子供たちの笑顔に繋がれば幸いです。
御供くださいました方々、またご支援くださいます団体さま、ありがとうございました。

9月現在、四国で「おてらおやつクラブ」に登録されている支援団体は香川県のみです。
ぜひひとり親を支援する団体さま、そしてご寺院さまでご興味がありましたら、「おてらおやつクラブ」事務局さままでお問い合わせください。
金倉寺でも構いません。
ぜひ多くの子供たちの手に地域からの温かい心が届きますことを心より祈念いたします。