「訶梨勒」ワークショップ
| 日記
昨日、岩佐佛喜堂より岩佐一史さんを講師に迎え、厄除けの力があるといわれる「訶梨勒(かりろく)」という匂い袋を作るワークショップが開催されました。
定員15名を上回る沢山の方にご参加いただき、賑やかな講習となりました。
まずは、お香の歴史と代表的なお香の説明。
日本でのお香の始まりは淡路島に流れ着いた沈香であり、聖徳太子さまに献上されたそうです。
今回製作する「訶梨勒」は9種類の原料を混ぜ合わせて作ります。
香木として有名な沈香や乳香、また漢方として有名な桂皮、山奈、竜脳などが入ります。
丁子や大茴香なんかはお料理に使いますよね。
全ての材料を混ぜ合わせ、袋に入れて上から綿を詰めれば匂い袋の完成です!
新春らしい紅白が映える素敵な匂い袋ができました。
今日は28日、お不動さまの御縁日ということもあり、皆さまの1年の御守となりますよう金倉寺で祈願しました特別の厄除御守もご用意させていただきました。
最後に完成しましたそれぞれの訶梨勒を岩佐先生が講評し、「優しい香りですね」とか「落ち着いた香り」と評価してくださいます。
不思議と性格が出るそうで、今年前厄の副住職が作った訶梨勒は「ずばり、訶梨勒という香り」とのことでした。
1週間前からひきずってきた風邪のため匂いが全くせず、ただ分量のみにこだわった結果ですね (´・ω・`)
早く風邪が治り、ズバリ訶梨勒の香りを楽しみたいと思います。
ご参加くださいました皆さまもなにとぞ平穏な1年となりますようご祈念いたしております。