大壇・多宝塔の修繕【大師堂】

昨年末に出していた大師堂の大壇と多宝塔の修繕の修繕が終わり、昨日当山に帰ってまいりました。


大壇

大正8年に新調されたものでしたが、盤面にはヒビが多数入り、多宝塔は何カ所か損壊し不安定な状態、金箔はあちこちと剥落しておりました。



こちらはプロの撮影なのでなんとなく趣がありますが以前の大壇と多宝塔です。



少しの振動で底部の壁が外れ倒れていた多宝塔もこんなに立派になりました。
そしてこの多宝塔の中に仏さまがいらっしゃいました。



左の弘法大師さまが一層にいらっしゃいました。
四国霊場の大師堂なので弘法大師さまがいらっしゃるのは納得ですが、当山であれば智証大師さまではよかったではないかと少し残念。
そして二層には右の三尊の仏さまが。。。
撮った写真を拡大してみると



弥陀三尊のような気もします。
元々先代住職の本家からの寄進であったと聞いてますが、先祖供養の奉納だったのでしょうか?

まさかお大師さまと仏さまがいらっしゃるとは思わなかったので私たちもビックリしました。
また次代へ向けて私たちも何か残して置きたいですね。