江戸以前のおかるてんさん
| 日記
今日はおかるてんさんのご縁日で、10時~14時まで訶利帝堂を開けて皆さまに参拝いただきました。
子供を求める方、これから出産に臨まれる方、家族の子授や安産を祈願される方、以前に子授祈願をし、3ヶ月になるお子さまと参拝してくださった方など、今日もさまざまな人々がお参りくださいました。
そんな中、お参りいただいた近くに住むご夫婦の方が、とても興味深い話をしてくださいました。
その話とは、ご主人のご先祖さまは代々、訶利帝堂の世話をしていたというお話。
その場所は現在の訶利帝堂ではなく、現在の境内地より南に500mほど離れた、以前に訶利帝堂があったといわれる場所です。
この場所に訶利帝堂があったのは、江戸時代以前の話で、つまり江戸時代以前にも地元でおかるてんさんの信仰があったということです。
ご先祖さまは、戦国時代の兵火で訶利帝堂が焼け落ちたため、世話をする必要がなくなり、還俗して農家になったということです。
現在のお寺に残るのは、江戸以降のおかるてんさん信仰であって、それ以前のおかるてんさん信仰に触れることができ、今日は貴重な経験ができました。
私たちもこの信仰を未来へと伝えていかなければ、と強く思う1日でした。