今日は、今年最後の訶利帝母尊縁日でした。

　 このところ外に出るのもおっくうになるくらいの寒さだったのですが、今日は前日の雨のせいか暖かく、日曜日。
しかも、新聞とかテレビとかラジオとかで紹介していただいたおかげで、たくさんのお参りをしていただきました。ありがとうございました。

　お参りいただいた方となるべくお話が出来ればいいな、と思いながらも、お参りが重なってほとんどお話ができなかった方もいらっしゃったかと思います。
また、どのようなお話をすればいいのか一生懸命考えながらでしたが、至らなかったことも多かったのではないでしょうか。
ただ、少しでもそれぞれのもやもやが晴れたり、重要な決断に少し背中を押すことができたり、ほっとしたり、ということがあったなら、いいのですが。

　今回お参りされた方の中に、息子さんや娘さんのところにまだ授からないご両親のお参りが多かったのが印象的でした。
心配はしているけど、なかなか聞きづらくて、とか何も出来ないので、せめてお参りだけでも、とか、ご両親の思いがとても強く、改めて子を思う親の気持ちを知りました。

　また、そんな中、何度か１６日にお参りをいただいていたご夫婦が、この度授かりましたとか、もしかしたら娘さんのところに授かったかもしれない、というご報告もいただきました。
なかなか授からなかったご夫婦にとっては、本当に何ともいえない喜びだと思いますし、そのご報告をしていただけて、私たちも幸せに思っています。

　これからも、たくさんの様々な思いをお持ちの方が来られることと思います。そのたびに、私たちも泣いたり笑ったり、悩んだりすると思うのですが、お参りの方の気持ちが落ち着く、大切な空間にしていきたいと思っています。
また来月も、同じ１６日お堂を開けておりますので、ぜひお越しください。お待ちしております。

---