七夕について【七ヶ所まいり】
| 仏教のこと
四国霊場71番〜77番の霊場寺院を1日で巡る「七ヶ所まいり」というものがあります。『四国八十八番寺社名勝』には「足よはき人は此印七り七ヶ所めぐれば四国巡拝にじゅんず」との記載があり、古来より四国霊場の代替手段として用いられてきたことが覗えます。
そんな「七ヶ所まいり」を四国霊場への第一歩として巡礼いただきたいと、10年程前より七ヶ所寺院で色々考えて参りました。そして昨年より寺院番号にちなみ7月1日(71)〜7月7日(77)を「七ヶ所まいりの日」として、七夕にちなみ「七ヶ所まいり 七夕めぐり」として記念印を授与するようになりました。
ちなみに「七ヶ所まいりの日」は私の長年の夢であり、以前より当山では七夕飾りをしたり、石土入峰修行を「7月6日」に変更したりしておりました。
そんなことはさておき、決算作業をしている時にたまたま「牽牛織女画讃」という画像が当山にあることに気づきました。つまり「織姫と彦星」の軸です。
「これはぜひこの七ヶ所まいりの日に皆さまの目に届くようお奉りしないと」という想いと共に「何故お寺にこんな(神さまの)画像があるのか?」という思いが浮かびました。
そして七夕ってなんなんだ?という興味から、思いがけず仏教行事と密接に繋がっていた「七夕」について知ることになるのでした、