こゑ紡ぐ ~訶利帝母尊御出現1200年~

金倉寺に訶利帝母さまが御出現されたのは弘仁9年(818)のこと。
これが日本で最初に訶利帝母(鬼子母神)さまが出現した記録であり、金倉寺は「訶利帝母日本最初出現地」とも呼ばれています。
そして、平成30年(2018)は訶利帝母さまが日本に出現されたからちょうど1200年の年にあたります。
金倉寺では、この節目の年に「こゑ紡ぐ ~訶利帝母尊御出現1200年~」と題して記念行事を行います。


こゑ紡ぐ

訶利帝母さまは子供と女性の守り神。
そんな訶利帝母さまの想いが皆さまに届きますよう、そんな1200年の記念行事にしたいと考えています。


コンセプトは【こゑ紡ぐ】

私たち人類が他の生物より優れていること、それは「声」を獲得したことです。
声を用い人から人へ、時代を越えて情報を伝達することができたため、現在の文明を築くことができました。
私たち僧侶は声を用い、お釈迦さまや先徳が残した教えを現在まで紡いでまいりました。
また親が子を想い、綿々と繋いできた血という絆。
それぞれの家族の物語が、次代へと紡がれていきます。
先代から現在へ、そして次代へとその想いを伝えるプロジェクト。
それが「こゑ紡ぐ」です。

訶利帝母さまが日本に出現されてから1200年、時代が変わっても親が子を想う気持ちに変わりはありません。
私たちはその声を受け止め、声を紡いで経を読み、訶利帝母さまへお伝えしてまいりました。
これから先もその想いは変わることはないでしょう。
次代のすべての子どもたちへ、皆さんの想いを紡ぐ、その機会になりますことを切にご祈念しております。

まずは4月21日(土)に開白法要を執行いたします。
それに伴い、稚児行列も募集いたします。
詳細はまた後日お伝えいたします。

皆様のご参拝、ご助力の程どうぞよろしくお願いいたします。