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麦ごはんやグラノーラ。香川の裸麦を食べよう

「麦ごはんやグラノーラ。香川の裸麦を食べよう」

外食すると、白米と麦ごはんが選べる場合がありますよね。そんな時、私は必ず麦ごはんを選んでいます。美味しいし、やっぱりヘルシーなイメージだから。最近では健康を考えて、食卓に取り入れている人も多いのではないでしょうか。

そんな中、前回工場見学させてもらった「高畑精麦」では、玄米の約3倍、精白米の約20倍もの食物繊維を含む裸麦の栄養面に着目し、オリジナル商品を開発しているんです。
スタンダードな『押麦』、裸麦を丸く磨いた『丸麦』、できる限り栄養素を残した『玄麦』。これらはすべて麦ごはん用の裸麦で、好みや用途に合わせて“おし、まる、げん”を選べるようになっています。

販売しているのは、2014年に高畑精麦内の一部門として誕生した「讃岐はだか麦本舗」。
店主の高畑実代子さんは学生時代からずっと東京に生活の基盤を置いていましたが、10年ほど前にUターン。高畑精麦で品質管理などの仕事を経験された後、同本舗を立ち上げました。

「昔から人々の暮らしに馴染み深く、かざらない素朴さが魅力の麦をたくさんの人に知ってほしい」、そんな思いを込めていると話す実代子さん。でも、帰ってきた当初は私たちと同じく、麦って何?くらいの知識と感覚だったと言います。

裸麦の魅力を知り、商品開発に向けてたった一人で始めた事業。全く初めてのことに、戸惑いながら試行錯誤を繰り返す毎日。周囲から何やってるんだ?なんて言われながらも、変わらぬ思いを胸にまい進したのです。
そんな中で少しずつ繋がり始め、各方面から温かいサポートを得られたことで、ついに…!
現在は、香川のみならず東京でも取り扱っています。

メディアにも多数取り上げられる一方で、「できるだけ自分で魅力を伝えていきたい」と、インターネットでの販売以外にカフェのメニューに使ってもらいながら販売したり、マルシェなどのイベントに自ら参加したり…。
「将来的には、お遍路さんへのお接待や地元の特産物とのコラボレーションなど、四国ならではの文化とつなげていきたいですね」。

香川らしい売り方を―。
実代子さんならではの発想で、ネットワークを広げています。

ちなみに、商品パンフレットには3種類のレシピが載っていて、これがまた美味しそうで…。
このレシピは実代子さんご自身が実際に作って美味しいと感じたもの。店主のお墨付きメニューですね!



さて、使い勝手がよくて美味しい健康食品・裸麦に、今年、注目の新商品が登場しています。
『裸麦 NUDE GRANOLA』。女性に人気の、あのグラノーラです。
よくあるグラノーラは外国産のオーツ麦に糖分をからめたものですが、こちらは香川県産の裸麦を原麦のまま加工したもの。つまり、裸麦をそのままポン菓子にしたものです。

実代子さんが全国各地いろんな場所を巡って学び、コストも抑え、足掛け2年でようやく完成させた自信作。てんさい含蜜糖を使い、無添加でヌーディーな味を活かしているのでダイエットにもぴったり!
体にやさしい美味しさを子どもたちにも知って欲しいと、善通寺市内の保育所でおやつとしても出されているそうです。

うどんだけじゃない香川県の、新たな特産・裸麦。地元から盛り上げていきたいですね。
商品は本社でも購入できるそうですよ。



株式会社 高畑精麦「讃岐はだか麦本舗」
http://www.hadakamugi.jp/
〒765-0061 香川県善通寺市吉原町2392-1(本社)
Tel. 0877-62-2323

高畑さんの記事はこちら!
地域を支えるヒーローたち vol.8 讃岐はだか麦本舗 店主 高畑実代子さん


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