人物

地域を支えるヒーローたち vol.1

みちくさ大好き!博識の中に少年の心を忘れない
善通寺市立郷土館 館長 大河内義雅さん


 郷土館の館長を務める傍ら、地元の遺跡調査にまい進している大河内さん。聞けば休日返上で調査をしているそうで、「好きなことしてますよ~」と実に楽しそうです。
 遺跡に興味を持ち始めたのは、小学校5年生の時。当時、家では牛を使って田畑を耕しており、そのお手伝いをすることもあったそう。でも、男の子はやっぱりわんぱく?お手伝いそっちのけで田んぼで遊んでいたところ、深く掘った粘土の下から土器のかけらが!住んでいた地域は塚(つか)があった場所でもあり、その後もたくさん出土。夢中になって掘り起こした“宝物たち”を今も大切に持っていると教えてくれました。
 大河内さんは、市内の小学校で地元の遺跡について講演することもあります。そんな時、当時のわくわくした気持ちを思い出すそう。そういえば私が話をお聞きしている時もあまりに熱が入り、あれもこれも話したい!と本題からよく脱線していたっけ(笑)
 「子どもの頃からみちくさするのが好きでねぇ」と笑う大河内さん。その笑顔は、きっと少年時代から変わっていないんだろうなぁ。

大河内さんの記事はこちら!
第二回「金倉の由来~金蔵寺町に金銀財宝はあったのか!?」
第三回「竜川の由来~川をめぐる壮大なロマン」