人物
地域を支えるヒーローたち vol.4
ずっと元気でいてほしい、みんなのお母さん
はなや食堂 女将 横田ヒサ子さん
小さなうどん屋さんを切り盛りして約40年。小柄な体で、あのうどんブームの繁忙期も乗り越えたとってもパワフルなヒサ子さん。毎日閉店後に次の日の買い出しを済ませ、翌朝6時過ぎにはお店に入ります。「下準備は妹がしてくれるから、楽させてもらいよるよ~」とおっしゃいますが、いやいや、けっこうなハードスケジュールです。
数年前までは温泉に行くのが趣味だったそうですが、今はなかなか時間も取れず、休日は気晴らしを兼ねてパチンコ店へ。ご近所さんはもちろん、そこで初めて出会った人とも「今日はさっぱりやな~」なんて何気ない会話をするのがヒサ子さん流の楽しみ方です。私がお話を聞いていた時も、ご近所さんが顔を見に来たり、カゴいっぱいのタケノコをおすそ分けしに来たり…。お店のイスに被せている手編みのカバーは、実は常連さんからの贈り物。みんなに助けられているんだと、何度も感謝を口にしていました。
そんなヒサ子さんは、5人兄弟の長女。しっかり者で面倒見がよく、地域のお母さん的存在です。そんな人だから、きっとみんな支えたくなるんですよね。
横田ヒサ子さんの記事はこちら!
第六回 「100年続くうどん屋さん」